2010年8月15日(日)
<とっておき>物語

第T章 はじまりの話


 ある日、とある梨やにお嫁さんがやってきました。(ё_ёゝ

 お嫁さんは、梨のことも農家のこともな〜んにも知らなかったので、いろんな種類の梨があるのにびっくりして、w(°o°)w
かたっぱしから梨を食べてみました。
中でも「豊水」という品種がお気に入りでした。(∂∂)♪
 でも、11月も半ばを過ぎてしまうと、梨はなくなり、来年までお預けです。(ノ_・。)

 そこで、大好きな豊水を自分専用に冷蔵庫に入れ、少しづつ楽しみながら食べておりました。(^〜^)モグモグ

 冷蔵庫の梨もなくなりかけたころ、その梨を食べた、梨やの家族が(それまでは一人で食べていたのかしら?)
「これ何の梨?」と聞きました。
「豊水やよ」
「へぇ〜、酸味少ないなぁー」
「やろぉ〜」(o^^o)ふふっ♪

第U章 見えない壁


 これに気をよくした梨やの嫁は、大きな冷蔵庫一杯に「豊水」を入れ、時期をずらして出荷してみました。
すると、最盛期よりもよい値段が付いたので、これまた気をよくして、次の年もやってみました。W ^.^ W
 しかし、保存の仕方がよくなかったのか、いまひとつうまくいきません。o( _ _ )o ショボーン

 おいしい豊水を食べたい一心で、工夫をこらし、試行錯誤を繰り返し、納得のいく「予冷豊水」となりました。
(V^−°)イエイ!


 けれども、豊水は酸味があり、好き嫌いのはっきりする品種で、売りにくい梨。
梨業界では・・・梨は採れたてが一番!・・・という常識の中、冷蔵庫でおいた豊水が世間に受け入れられるのか???(~ ~;)ウーン


*晩生の品種は、冷蔵庫に入れたりしますし、洋梨などは、追熟をします。

第V章 無謀な挑戦

 そこで梨やの嫁は考えました。そうだ、この梨に名前をつけよう♪
予冷豊水ではかわいくない。(-- )( --)
自分のために取っておいた、特別な梨。(v^-^v)

「とっておき豊水」!これだわ!?
とっておき=取って置いた
      =特別の・スペシャルな


 そう思い込んだ嫁は、その名前で農協の直売所などに出荷していました。もっと多くの人に、「とっておき豊水」を知ってもらいたい。
そこで、この名前を商標登録できないかなぁ?と思い立ちました。

 商標登録・・・調べてみると、1つの商標を取るのに15万〜20万円かかるとのこと。
これはだめだ(_ _,)/~~
たかが名称ひとつにこんなには出せない。

 それから、2年。
年々、「とっておき豊水」をおいしいといってくださる方が増え、知人に話したところ、「是非、商標を取るべきだよ」とのアドバイス。
なんとかならないかと、弁理士の友人に相談したところ、「自分で申請すれば安くできるよ。」およよ、そうなの?(゜O゜)

 教えてもらった発明家協会にアポをとり、下調べをしてもらい、ついに申請書を出したのが、2009年11月。(#^.^#)
手数料を払い待つこと7ヶ月。。('-'。)(。'-')。
審査の結果をもらい、10年分の登録料を支払い、ついに、ついに、2010年7月2日付けで登録されました!!!イエイ〜♪ (★^▽^)V

やった〜〜〜♪:*.;".・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・.";.*:

今後10年は梨の分野での
「とっておき」は、
商標登録されました。
ヾ(@⌒▽⌒@)ノ


*支払いはすべて特許印紙でします。

第W章 新たなるはじまり


 で、どうなるの?なんになるの?
(^。^;) ハテハテ?

・・・別に・・・σ(^_^;
商標登録したからといって、何が変わるわけでもありません。
もし、誰かが使った場合、「特許侵害ですよ」といえますが、まずそんなこともないでしょうしねぇ〜(^^ゞ?

・・・話題作りですかね・・・・。"r(^^;)

 でも、梨やの嫁は初めてのことにチャレンジして、知らない世界を垣間見て、「特許庁」から届く封書に、わくわくしました。o(^▽^楽)o
なにより、少しでも豊水をおいしく食べてもらいたい気持ちで一杯でした。(^ц^ )

 そして梨やの嫁は、お客さんの「おいしい!」の一言を励みに、今日も一生懸命働いているのでした。

 めでたし・めでたし
☆・。★・°☆ミ(=^_^=)ノ彡☆°・★・。☆


特許庁
商標検索・・・「とっておき」の検索は・・・@商標を検索する・・・Aステップ1・・・
         B「とっておき」と入力し検索実行・・・C一覧表示・・・Dリストの62番です。