2011年8月19日(金)
今年の梨が小玉のわけ
 昨年は、50年の開園以来、未曾有の不作となりました。そのわけは、春の低温でした。春の気温が15度を超えることが少なかったために、受粉作業を行ったものの、着果せずに花が散ってしまい、実がならないという事態が起きてしまいました。摘果の作業が必要ない状況でした。当園では、例年の6割減(幸水のみでは8割減)ということで、お客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
 さて、今年はどうでしょうか?昨年の大不作を別として、例年より小玉傾向といわれています。実際に、早生の品種は小玉でした。どうしてでしょう?調べてみると、”今年の春の1日の平均気温は、昨年の春とさほど変わらない”というデーターが出ております。今年も春は寒かったわけです。それでも昨年のような着果不良ではなく、ちゃんと受粉は成功し、摘果もしました。1日の平均気温は同じでも、今年は、昼間は15度以上になっていたわけです。しかし、1日の温度差が大きく、夜の気温が低かったので、1日の平均を取ると、昨年と変わらないという結果になったようです。そして、梅雨。早く来て早く終わって、しばらくしてから、ぶり返したような梅雨空。速度の遅い台風。その為に、日照不足であったと思われます。台風で葉が痛めつけられ、肥大の速度が遅かった為に、早くに収穫のものは小玉傾向であると、推測されます。
 ここにきて、気温が高く、お天気もいいので、今後の糖度が期待されます。
当園では、梨の色で判断をして収穫をしておりますので、色づきの遅い今年は、収穫時期もかなり遅れています。幸水は、やっと採り始めたところです。ご予約をいただいた方々には、お待ちいただいていると思いますが、完熟での収穫をしておりますので、ご了承ください。